第44回憲法を守るはりま集会が開催されました!

5月5日、第44回憲法を守る集会が、姫路出身の宇宙物理学者で九条の会の世話人の一人でもある池内了名古屋大学名誉教授の講演「科学の目で憲法を考える~憲法九条は世界の宝」をメインに開催されました。

延期されることなく5月に開催できたのは3年振り。

まだコロナが完全に収束されたわけではありませんが、宣伝が十分できなかったにもかかわらず300人もの方が集会に参加してくれたおかげで活気のある集会を開催することができました。

池内先生は、日本国憲法の系譜、平和主義の系譜を歴史的に明らかにした上で、世界は戦争が終焉する方向に動いてきたこと、その到達に日本国憲法第九条があることを科学者の目から論理的に明らかにし、ロシアによるウクライナ侵攻が世界史に逆行したものであり、ウクライナ問題や台湾有事に便乗した火事場的改憲策動が、平和主義だけでなく、国民主権、基本的人権の尊重といった現在の憲法の三大原則のすべての否定であり、軍事的抑止力ではなく人間による抑止力(非武装・非暴力・不服従路線)を徹底して追及することこそが真の抑止力となることを力強く述べてくださいました。

池内先生の講演の後、集会で決議されたアピールはつぎのとおりです。

第44回憲法を守るはりま集会アピール

 ―ロシアのウクライナ侵攻に断固抗議する―

2月24日、ロシアがウクライナ侵攻を強行しました。

ロシアのウクライナ侵攻は、主権の尊重と領土の保全、武力行使の禁止を義務付けた国連憲章に反する侵略戦争であることは明々白々ですが、プーチン大統領は「国民を守るため」ということを再三強調しているようです。

戦争を始める為政者が、戦争を始めるに際し「侵略」目的だと公言することなどあり得ず、「侵略」目的であっても、「自衛」のためという大義名分を振りかざすことは、例えば日本が大東亜戦争を「亜細亜の解放のため」といって開始したことからも明らかですが、プーチン大統領も同じ類だったということです。

侵略戦争だけでなく、自衛のためでも戦争しないことを謳う憲法9条は、まさに、戦争が「自衛」の名のもとで行われるもので、戦争をなくすためには、「自衛戦争」をも認めないことが必要であるという考えに基づくものですが、その理念の正しいことが、今回のロシアのウクライナ侵略によっても明らかにされたということができます。

「戦争」をなくそうとすれば、すべての国で、「侵略戦争」を禁止するだけでなく、「自衛戦争」をも禁止しなければなりません。

もっとも、今回のロシアのウクライナ侵略で、アメリカやNATOが軍事的行動に出ていないことを理由に、日本が中国やロシアに攻め込まれてもアメリカは助けてくれないのだから日本は自前の軍事力を増強しなければならないとか、ロシアはウクライナが核放棄をしたことを理由に今回の暴挙に及んだのだから日本もアメリカと核を共有しなければならないという声が少なくありません。

プーチン大統領は邪魔があれば核行使を示唆する発言も繰り返しているようで、そのような発言は本当に言語道断です。しかし、異常な独裁者が暴挙に及んだからといって、世界各国が際限のない軍事力の増強を行い、核武装までするようになれば、少なからず遠くない将来、世界を破滅させることが明らかな第三次世界大戦が勃発することになるのは必至です。

必要なことは攻撃するための核武装ではなく、攻撃させないための核の廃絶であり、わが国に求められていることは、憲法9条の理念に忠実に、唯一の被爆国として速やかに核兵器禁止条約を批准すること、戦争しないための外交努力を尽くして問題解決にあたっていくことだといわなければなりません。

戦争は絶対にだめです。

引き続きこの西播の地から戦争反対、9条守れの大きな声をあげ続けていきましょう。

 

2022年5月5日 第44回憲法を守るはりま集会 参加者一同

 

 

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