第43回憲法を守るはりま集会が開催されました!

9月18日、延期されていた第43回憲法を守る集会が、松元ヒロさんの爆笑ライブ「『憲法くん』今こそ出番ですよ!」をメインに開催されました。

集会で決議されたアピールはつぎのとおりです。

第43回憲法を守るはりま集会アピール

昨年以来、新型コロナが全世界で猛威を振るい続け、4回目の緊急事態宣言が発令、延長される事態となり、未だ、いつ元通りの生活に戻れるのか、まったくわからない状態が続いています。

政治においては、政権の求心力の弱さが徐々に露呈しており、また、後手後手のコロナ対策に、国民は辟易としている状況で、殊に、多数の国民が万全なコロナ対策を実施するために中止すべきだとの声をあげていたにもかかわらず、自公政権は、その声を無視し、オリンピック、パラリンピックを強行開催し、このことが全国的な感染爆発を発生させた一因となりました。コロナ禍の中で求められていることは個人の尊厳を定める13条、生存権を定める25条等の憲法の理念を実現した政治であり、多数の国民の声を無視してオリンピック、パラリンピックの強行開催に踏み切った自公政権の姿勢は、いのちを、そして憲法の保障する個人の尊厳と生存権をないがしろにしたものとして厳しく批判されなければなりません。

また、平和や9条の問題に目を向けても、今年1月22日から核兵器の使用や保有、開発などの全てを禁じる「核兵器禁止条約」が発効しましたが、政府はこの条約を批准することを頑なに拒んでいます。日本は、唯一の被爆国であり、核兵器の恐ろしさを知る国です。いまこそ、日本が先頭に立ち、同条約を批准して、憲法9条を中心とする平和主義を国際社会に訴えていくべきであるにも関わらず、米国との安全保障を理由として加入しないとの姿勢は、誠に遺憾でなりません。

しかし、このように憲法に背を向けた政治が行われている情勢のもとでこそ、国民一人一人が、日本国憲法の持つ崇高な理念を思い出し、行動に移して実現していくことが求められています。

このはりま憲法集会も今回で43回目となりました。

コロナ禍の中ではありますが、憲法を守る多くの人たちの熱い思いを受け、はりま地域の、そして、国民の憲法を愛する心が繋がり続けたからこそ、コロナ禍の中で延期を余儀なくされながらも、昨年、そして今年と、はりま憲法集会を中止することなく開催することができました。

今日、ここに集まった私たちは、改憲の流れを止めるために声をあげるだけでなく、平和のうちに生存する権利を守り、平和主義を定める憲法9条の理念、更には個人の尊厳を定める憲法13条、生存権を定める25条の理念を生かした社会を実現するために、そして、子どもたちに安全で平和な未来を託すために、一人一人が手を取り合い、その輪を大きくし、大きな声をあげて、このはりまの地域から全国に憲法擁護の思いを伝えていこうではありませんか。

2021年9月18日 第43回憲法を守るはりま集会 参加者一同

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