いまだに高校、大学時代に聴いていたロックを運転中の車の中で聴くのが数少ない趣味の一つです(ロックだけ聴いているわけではありませんが)。
ブリティッシュ・ロックのコア部分を創り、その世界では神様的存在と言われる三大ギタリストといえば、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベックだということを知っているのは、それなりの年齢になっている人だと思いますが、ジェフ・ベックは今年1月、細菌性髄膜炎に感染して亡くなりました。
ところで、ジェフ・ベックが亡くなる前の昨年12月、エリック・クラプトンの来日が発表されていました。
もっとも、エリック・クラプトンについては、2014年2月26日、大阪城ホールのコンサートを観に行き、大感激したものの、今回の来日では会場は武道館だけだということで、大阪公演はなく、半分あきらめていたのですが、自分自身ががんサバイバーとなったところに、1月にジェフ・ベックの訃報を聞き、元気なうちにできること、やりたいことはしておかなければならないという気持ちになって、2月にチケットを確保し、4月19日のコンサートに行ってきました。
結論。
行ってよかった。
初めての武道館。1階北西スタンドということでステージが見えるのか心配していたのですが、ステージ真横で、横顔ですがクラプトンの顔もはっきりと観ることができました。
肝心のコンサートでは、ロック史に残る名曲と言われているレイラ(結構前に三菱自動車のCMに使われたこともあります)、大阪城ホールではアコースティック・バージョンで演奏されたレイラをエレクトリック・バージョンで聴け、会場は総立ち、狂喜乱舞。
個人的にも、エレクトリック・バージョンのレイラが聞けただけで、東京まで行ったかいがあったというものですが、もちろん、バッジ、ワンダフル・トゥナイト等、他の演奏も素晴らしく、特にアイ・ショット・ザ・シェリフのギターソロはレイラ同様、鳥肌ものでした。
手術の影響でなかなか体力が回復しないなどといいつつ、先月は母の卒寿で大分に帰省し別府温泉に泊まり、今月は東京でエリック・クラプトンを観て、来月、福岡で開催される自由法曹団の5月集会は、ここ数年ZOOM参加でしたが、福岡まで行ってリアル参加する予定で、少しずつではあっても元気は取り戻せているのかもしれません。
2018年11月にナゴヤ・ドームで観たときのポール・マッカートニーが76歳、2019年4月にあましんアルカイックホールで観たときのリンゴ・スターが79歳、そして、今度観たエリック・クラプトンは78歳。
いつも言っていることですが、今年7月で63歳の自分なんて、まだまだ若い。
疲れる、疲れやすいなどといって、老け込むわけにはいきません。
気分一新して頑張ります。
(コンサートの帰り、ホテル近くで観た東京スカイツリー)