私が中学時代からビートルズにはまっていたこと、昨年11月には長男と一緒にナゴヤドームまでポール・マッカートニーのコンサートに行ってきたことは、このブログにも書きました。
ビートルズのメンバーはポール・マッカートニー、ジョン・レノン・ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの4人。
1970年代最初に解散後、ジョンは1980年12月に暗殺され、ジョージは2001年11月に病死しており、残っているのはポールとリンゴの2人です。
ポール・マッカートニーについては2013年以降、昨年のナゴヤドームまで4回コンサートに行っているのですが、もう一人のリンゴもポール同様、音楽活動を続けているのに観る機会はなかったところ、年が明けた早々、リンゴが来日してツァーをすることを知りました。しかも会場には兵庫県(あましんアルカイックホール)があります。
年度初めで、それなりに忙しく、「うーん、どうしよう」とも思ったのですが、これを見逃せば絶対に後悔すると思い、4月10日、妻とリンゴのコンサートに行ってきました。
よかった。
観に行ったポールのコンサートはいずれも会場がドームで、アリーナの席が当たったのは京セラ大阪ドームの時だけ、それでも真ん中あたりだと、バックに映される画面でなければ、ポールの顔をはっきりと識別することなどできなかったのですが、同じ真ん中当たりでも約1800人収容のホールでは、リンゴの顔も肉眼ではっきりと見ることができました。
何よりも生の声で、イエローサブマリン、ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンド等のビートルズナンバーを聴けたのは、とにかく長年ビートルズにはまってきたファンとしてはよかったとしかいえません。
観客の顔を観て、観客に語りながら歌い、ドラムを叩くリンゴを観て、リンゴもポール同様、いい人なのだということがよくわかる楽しいコンサートでした。
ナゴヤドームで観たポールは既に76歳になっていましたが、リンゴに至っては既に79歳。とにかくすごいとしか言いようがありません。
ところで亡くなられた前田弁護士はお酒の場で陽気になると、突然に踊りだす正ちゃんダンスで業界では有名だったのですが、リンゴがドラムから降りて来て、踊りながら歌う姿を観て、隣に座っていた妻が「前田先生そっくり」とささやいてきました。そう言われてみると本当に正ちゃんダンスを彷彿させる歌いっぷりで、とにかくびっくり。
ポールのコンサートもそうでしたが、リンゴのコンサートも観客は私を含め年配ばかり。
私も来年は還暦を迎えます。酒もあまり飲めなくなり、魚町等、繁華街に出ることもほとんどなくなって、趣味と呼べるものも、体を動かすのはおっくうなため、サッカーを観るか、映画を観るか、音楽を聴くぐらいしかなくなりましたが、車の中などで聞いているのは相変わらずビートルズなど60~80年代に活躍したアーティストです。
現在、「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督が、55時間の未公開映像と140時間分の音源を使って、新たなビートルズのドキュメンタリー映画を製作中とのこと。
やっぱりビートルズ。今から楽しみでなりません。