11月8日、ナゴヤドームに行ってきました。
ポールを観たのは、2013年11月の福岡ヤフオクドーム、2015年4月の大阪京セラドーム、2017年4月の東京ドームに続き4回目です。
76歳になったポール、初めて観たときと比べても、少し髪が白くなっていましたが、今回ア・ハード・ディズ・ナイトに始まり、37曲を2時間半、休憩なし、途中で水分補給をすることもなく歌いきりました。
レット・イット・ビーやヘイ・ジュード等でコンサートを最高潮にして、ゴールデンスランバー~キャリー・ザット・ウェイ~ジ・エンドで終わる後半の構成はヤフオクドームの時からほとんど変わっていないように思いますが、今回、初めてラブ・ミー・ドゥー、フロム・ミー・ツゥー・ユーといったビートルズの本当に初期の曲を聴くことができました。
ビートルズの初期の曲を演奏したことについてはポールにも特別の思いがあったのではないでしょうか。
翌日の中日新聞を読むと、この日の観衆は3万7000人。
中日新聞は、「曲を終えるごとに日本語と英語でファンに向かって語りかけ『シンキョク ダガヤ!』と『デラ、サイコー!』と名古屋弁を披露すると、大拍手が起こった」と報じていますが、今回の両国国技館のコンサートでは「ドスコイ、ドスコイ」と四股を踏んだようですし、福岡ヤフオクドームの時の第一声も「カエッテキタバイ!」でした。
ファン・ファーストのポールの姿勢には本当に共感せざるを得ません。
また、休憩なしに30曲以上を歌いきるポールを観る都度に思うことですが、50を過ぎてから、何かあるとすぐに「疲れた」「仕事は60まででいい」などと考えている自分が恥ずかしい限りです。
初めてビートルズを聴いてから40年以上、後2年弱で還暦を迎えますが、「58歳なんて、まだまだ若い。まだまだ頑張る」、改めてそんな気持ちにさせてくれた、アッという間の2時間半でした。
ところで、4回目のポールですが、福岡ヤフオクドームは長女と、大阪京セラドーム、東京ドームは妻と、そして今回の名古屋ドームは長男と一緒に観に行ってきました。
今から40年以上前、中学時代は本当にビートルズにはまっており、当然、LPレコードは全部持っていましたし、レット・イット・ビーなどの映画三本立てが大分で上映されたときは、試験中であるにもかかわらず、連日、映画館に通ったりしていました。
まさか50代になってポールを4回も観ることができるとは考えてもいませんでしたが、それ以上に感慨深いのは、4回とも家族と一緒に観ることができ、家族全員を連れて行くことができたことです。
間違いなく、人生で5本の指に入る思い出になったという気がします。
付き合ってくれた妻と2人の子どもに感謝!