吉田竜一弁護士ブログ

竹嶋弁護士の命日でした

姫路総合法律事務所の基盤をつくったのが竹嶋健治弁護士と前田正次郎弁護士であること、竹嶋弁護士が2015年2月20日に、前田弁護士が同じ年の12月28日に急逝したことは何度もブログに書いているはずのことで、お二人の命日など絶対に忘れることはないと思っていたのですが、昨年の大みそか、12月28日を前田弁護士の命日であることを思い出すことなく過ごしてしまったことに気づき、自分のことながら大変なショックを受けました。

もう絶対にお二人の命日を忘れるようなことはしないと強く思った次第ですが、今日は竹嶋弁護士の命日。

新しく事務所に入所した谷本弁護士も含め、弁護士4人全員で竹嶋家を訪問し、御仏壇に手を合わせてきました。

早いもので亡くなられてから9年が経過したことになります。

亡くなられたとき、竹嶋弁護士は65歳、前田弁護士は68歳でした。

(事務所旅行でのお二人)

私は今年で64歳、来年は竹嶋弁護士が亡くなられたときと同じ年になりますが、実際、この年齢になってみると、こんなに早く亡くなられた竹嶋弁護士、そして前田弁護士、さぞかし無念だったことだろうと思います。

お二人が亡くなられたとき、お二人が迎えることのできなかった古稀までは絶対に頑張ると心に誓ったものの、2021年秋、食道がんの外科手術を経験して、何かと直ぐにへばってしまう自分が情けなく、ホントに頑張れているといえるのかなと自問することが少なくないのですが、自分のペースでという限定をつけざるを得ないものの、竹嶋弁護士が2012年に更新したホームページで述べていた、現在も事務所のホームページに残している、「弁護士生活も37年が過ぎました。この間、社会の変化は激しく、強者と弱者、貧富などの格差が大きくなったと感じます。富を持つ者が成功したものともてはやされる社会は、うすっぺらくて寒々とした風が吹いているように思います。少しでも、誠実に生きようとしている人々とともに、そうした人のために仕事がしたいという気持ちは変わりません。残る職業人としての期間はそう長くはないと思うと一層その感を強くするのです。日暮れて道遠くとも、夜を裂いて歩け続けましょう。依頼者の立場に立って、同時に冷静に判断するという初心に戻って、もう少し頑張りましょう」との言葉を胸に刻み、とにかく頑張る、少なくとも古稀までは頑張るしかありません。

(事務所のシャッターに兵庫県弁護士9条の会のマークをあしらったのは竹嶋弁護士の発案でした)

関連記事

  1. 吉田竜一弁護士ブログ

    亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに被災者の方々に心からお見舞い申し上げます

    元旦の午後4時10分頃、石川県の能登地方で震度7を観測する地震が発生し…

  2. 吉田竜一弁護士ブログ

    消費税増税を中止して、大企業、富裕層への優遇措置を見直すことは馬鹿げているのか

    金融庁の金融審議会が公的年金以外に夫婦で老後に2000万円の蓄えが必要…

  3. 吉田竜一弁護士ブログ

    生産性という言葉で多様性や個人の尊厳を否定することは許されない!

    自民党の杉田水脈氏衆議院議員が、雑誌「新潮45」に寄稿した「『LGBT…

  4. 吉田竜一弁護士ブログ

    日航機墜落事故から36年~クライマーズ・ハイを読んで考えた

    36年前の今日(1985年8月12日)、日本航空123便が群馬県多野郡…

  5. 吉田竜一弁護士ブログ

    朝霧につつまれた湯布院~姫路城の桜

    昨年11月の父の一周忌に家族で帰省した際、家族4人で湯布院に一泊したこ…

  6. 吉田竜一弁護士ブログ

    やっぱり裁判所の認める慰謝料は低すぎる!

    15名の契約社員、年俸社員が賞与、昼食手当、住居手当、家族手当の不支給…

  1. 吉田竜一弁護士ブログ

    三木谷氏発言~叩かざるを得ません!
  2. 吉田竜一弁護士ブログ

    やっぱり敵基地攻撃能力の保有では平和と暮しは守れない!
  3. 吉田竜一弁護士ブログ

    戦争は絶対にだめです!
  4. 吉田竜一弁護士ブログ

    憲法に緊急事態条項は不要~ナチスの愚挙を繰り返してはならない!
  5. 吉田竜一弁護士ブログ

    自由法曹団の岐阜・下呂温泉総会に参加!
PAGE TOP