沖縄で自由法曹団の5月集会が開催され、15年振りに沖縄を訪れ2泊してきました。
集会で同期や多くの団員に会え、活発な議論を聞いてきたことで、少し元気をもらって帰ってきたところですが、集会の前後、2021年に兵庫県弁護士会から沖縄弁護士会に登録替した増田弁護士ご夫妻に辺野古、普天間基地、嘉手納基地、糸数アブチラガマ、平和記念公園、ひめゆりの塔などを案内してもらいました。
(辺野古)
辺野古とひめゆりの塔以外は初めて訪れる場所だったのですが、米軍基地や沖縄戦の戦跡を案内してもらえたことで、米軍基地の70%が沖縄に集中している状況、そして沖縄県平和祈念資料館、ひめゆり祈念資料館を見学したことで、沖縄戦の凄惨さと、ひめゆり学徒隊等、多くの沖縄県民が日本軍によって戦場に駆り出され犠牲になったこと、日本軍が決して県民を守るような存在ではなかったことを改めて認識することができました。
(普天間基地)
沖縄県本島南部の南城市にある全長270mの糸数アブチラガマは、沖縄戦時、軍医、看護婦、ひめゆり学徒隊が配属され、600人以上の負傷兵で埋め尽くされていた自然洞窟(ガマ)。
恥ずかしながら私はそのような戦跡が残っていることさえ知りませんでしたが、真っ暗なガマの中を懐中電灯をもって、専属のガイドさんに案内してもらい、説明を聞き、初めて原爆資料館を訪れたときと同じような強い衝撃を受けました。
(糸数アブチラガマ・入口)
感想を言葉にするのはなかなか難しいのですが、やっぱり戦争は絶対ダメです。二度と繰り返してはなりません。
午前に訪れた糸数アブチラガマ、午後には修学旅行生が訪れてくるとのことで、昼頃に訪れたひめゆりの塔には何校もの修学旅行生が訪れていましたが、このような平和教育がずっと続けられることを願わざるを得ません。
(ひめゆりの塔)
それにしても、今回の西田参議院議員の妄言、暴言、沖縄を訪れ、改めて許すことのできない発言であると思いました。発言の撤回などですむ問題ではなく、少なくとも議員辞職しなければならない発言だと思いますが、辞職しないのであれば夏の参議院選挙で落選させるしかありません。京都府民の良識に期待します(斉藤知事に居座らせ続けている兵庫県民がいうのも恥ずかしい話ですが)。