アカデミー賞で日本映画として初めて作品賞など4部門にノミネートされた映画「ドライブ・マイ・カー」をDVDで観ました。
原作は村上春樹氏の短編集「女のいない男たち」におさめられている作品ですが、「ドライブ・マイ・カー」はビートルズのアルバム「ラバー・ソウル」に収録されているナンバーです。
ビートルズのナンバーを題名にした村上春樹氏の作品としては、他に「ノルウェーの森」「イエスタディ」がありますが、「ノルウェーの森」もアルバム「ラバー・ソウル」に収録されています(「イエスタディ」が収録されているのはアルバム「ヘルプ!」です)。
村上春樹氏の作品はあまり読んだことはないものの、氏がビートルズ、そしてアルバム「ラバー・ソウル」を高く評価していることは間違いのないところだと思いますが、個人的にも、「ラバー・ソウル」はビートルズの中期のアルバムの中では最高傑作だと思っています。
亡忌野清志郎がカヴァーしたこともある「ガール」は大好きでした。
他に、ビートルズのナンバーを題名としたものとしては、伊坂幸太郎氏の「ゴールデンスランバー」が直ぐに思いつくところですが(これはアルバム「アビー・ロード」に収録されているナンバーです)、ミユージシャンだけでなく、作家にも大きな影響を与えているビートルズはやはり偉大という他ありません。
さて、映画「ドライブ・マイ・カー」の話に戻ります。
難しい主題をもった映画だと思いましたが、一気にのめり込んで観ることができました。
ネタバレ的なことは書きませんが、主演の西島秀俊氏、ホントによかった。
一昨年のアカデミーで最優秀作品賞をとった韓国映画「パラサイト」にも決して負けていないと思います(比較すること自体、あまり適当でないのかもしれませんが)。
最後の方で西島秀俊氏が述べる「生きなきゃいけないんだ」というセリフ、ホントに心に響きました。
病気の方は快方に向かっていますが、それでも体力の低下のため、仕事も休み休みで、依頼者の方々に御迷惑をかけることのないように事件を処理していくのが精一杯の状況です。
なかなかブログを更新したり、9条の会の活動等も何もできていませんが、早くいろいろな活動にもかかわれるよう、「頑張るしかないんだ」と心に言い聞かせて、頑張るしかありません。
現在79歳のポール・マッカートニーは、4月からの北米ツアーの日程を発表したようです。
61歳の私としても、まだまだ負けるわけにはいきません。
(アイ・キャッチ画像はアルバム「ラバー・ソウル」のジャケット)