いよいよ20日の金曜日からラグビーW杯が始まります。
サッカー好きの私ではありますが、出身の大分舞鶴高等学校は全国大会での優勝経験もあるラグビーの名門校で(ジャージはニュージーランドと一緒のブラックです)、ラグビーを観るのも大好きです。
大学時代は、旧国立競技場で早明戦や、新日鉄釜石と同志社大学で争われた日本選手権の決勝戦を観戦したこともありますし、母校の大分舞鶴が久々に決勝に残った2003年度の高校選手権は、まだ小学校の低学年だった長男を連れて花園ラグビー場に応援に行ったりしていました(残念ながら大阪・啓光学園に負けましたが、ロースコアーの好試合でした)。
ラグビーの試合終了の際に吹かれる笛は「ノーサイド」と呼ばれています。
試合が終われば、敵味方のサイドはなくなる、敵も味方もないという意味です。
ラグビーの聖地、花園には風呂は一つしかなく、高校生の試合でも国際試合でも、試合が終われば敵も味方も一つの風呂に一緒に入ることになっています(新装されても、そのままかは知りませんが)。
ONE for ALL,ALL for ONEという言葉を含め、ラグビーのそんなところが好きです。
ラグビーW杯、神戸も、そして大分も試合会場になっています。
敬老の日、この日にあわせてというわけではないのですが、大分の実家に久々に帰省したところ、JR大分駅前には武者絵をイメージし、タックルを受けながらもトライをする瞬間を表現した巨大なオブジェが設置されていました。
駅前や繁華街には、「4年に一度じゃない。一生に一度だ」との大会のキャッチコピー等が書かれたポスターや幟がいたるところに掲げられており、大会ムードも徐々に盛り上がっている印象でした。
大分では昭和電工ドームで準々決勝2試合を含む5試合が行われますが、史上初の大会3連覇を目指す、優勝候補の筆頭、ニュージーランドが試合をするということで、是非、試合を観戦したい、オールブラックス(ニュージーランド)が国際試合の前に舞うハカをこの眼で見たいと思っていたのですが、残念ながらどの会場の切符も手に入れることができず、テレビでの観戦ということになります。
日本の入ったA組、ニュージーランドにも勝っているアイルランド、前回大会で苦杯したスコットランドのいる相当厳しいグループだと思いますが、ニュージーランド、南アフリカの入ったB組、イングランド、フランスの入ったC組、オーストラリア、ウェールズの入ったD組、どこの組に入っても強豪ぞろいなのは一緒。
是非、南アフリカを撃破した前回大会の奇跡を再現させ、予選リーグを突破して欲しいと思います。
ラグビーW杯、大分だけでなく、九州では福岡、熊本でも、そして東北大震災の被災地である釜石の鵜住居でも試合が開催されます。
被災地を置き去りにしたままの東京五輪にはまったく興味を持つことができませんが、全国各地で開催されるラグビーW杯が成功すること、そして被災地の復興の一助となる大会になることを願ってやみません。