7~8年程前だったと思いますが、JR東海のCMで流れた奈良・吉野の金峯山寺にある青い秘仏蔵王権現立像をみて、映像ながらその荘厳さに圧倒されてしまい、是非、一度見たいと常々思っていました。
期間限定で御開帳されるため、いつ行ってもみれるわけではなく、なかなかその機会をつくることができないでいたところ、今年は11月1日から1か月間、御開帳されるとのことで、思い切って、妻と車を走らせ、見に行っていました(私はまだ見ていませんが、今年は鈴木亮平さんの「いざいざ奈良吉野」のCMが流れているようです)。
中央の釈迦如来像は高さ約7.3mとのことですが、とにかく、すごい迫力。
うまく言葉にできないのですが、本当に時間をかけて行ってよかったと思います。
一泊二日で行ったのですが、滞在中、金峯山寺は午前6時30分からの朝の勤行を含め4回拝観して、蔵王権現立像を拝んできました。
手術から1年経過しても、十分体力が戻り切らない中で、いろいろとお祈りすることもたくさんありました。
吉野は、山全体が世界遺産となっていますが、その中心が金峯山寺。
世界最大級の木造建築である東大寺に次ぐ大きさらしいですが、東大寺にまけないぐらいの大きな立派なお寺でした。
金峯山寺だけでなく、周囲を散策してみると、吉野が鎌倉幕府滅亡後の南北朝時代に、後醍醐天皇が南朝を置いたところだということがよくわかり、個人的な感想になりますが、奈良市内を散策するよりもノスタルジックな気分に浸ることができました。
吉野山は日本一の桜の名所でもあります。
後醍醐天皇が皇居を構えた吉水神社の山門のところには、吉野山を一望できる場所があり、一目千本と書かれていたのですが、一目千本とは、吉野山の、一望のもとに千本もの桜を見える場所をいうそうで、確かにここから見る満開の桜も、絶景であること間違いなし。
紅葉には、少し早かったようでしたが、今度は桜の時期に是非訪れてみたいと思います。
もっとも、山の中で道は結構狭く、桜の時期は車で来ると見動きできなくなると思われ、JR、近鉄電車を乗り継いで来なければなりません。
早く電車を乗り継いだ旅行ができるぐらいに元気を取り戻したいものです。
アイキャッチ画像はJR東海「いざいざ奈良」のホームページより(蔵王権現立像は撮影禁止でした)。
写真は上から金峯山寺、吉水神社内の後醍醐天皇の玉座、吉水神社入り口の紅葉。