3月末、久々に広島を訪れ、今年2月に完成したエディオンピースウィング広島でガンバ大阪とサンフレッチェ広島の試合を観戦し、平和記念資料館を見学してきました。
サッカー観戦は、コロナや病気のせいもあって、J1の試合を観戦するのは2019年のガンバ大阪と大分トリニータの試合以来。
ここ数年、下位に低迷しているガンバ大阪ですが、今年は好スタートを切れ、試合もサンフレッチェ広島の猛攻を粘り強い守備でしのぎ、後半30分過ぎに1点ずつ取り合っての引き分け。
勝てなかったけど、面白いサッカーを見せてもらいました。
優勝候補といわれているサンフレッチェと引き分けたのですから、今年のガンバ大阪、相当に期待が持てます。
ピースウィングスタジアム、とても見やすいスタジアムでしたが、よかったのは、スタジアム東側2階のコンコースに設置されたキャプテン翼の巨大壁画(縦2メートル、横8.6メートル)「ピースウォール」。
翼が「どうして人間はいけないとわかっていて戦争を起こすのでしょう」「ボクはこの世界から戦争をなくしたい!」と訴えているのですが、平和都市広島に新設されたサッカースタジアムに相応しい壁画で、とても感動しました。
平和記念資料館見学は多分7、8回目になりますが、2019年4月に全面リニューアルされてからは初めての見学。
2020年11月に井上淳一監督をお招きして開催した第42回はりま憲法を守る集会で、映画「誰のために憲法はある」を観て、もう一度、平和記念資料館に行かなければならないと思っていたところ、やっと訪れることができました。
以前の訪問と比較し、見学者が増えているというだけでなく(ネット予約していたおかげでスムースに入館できましたが券売所は長蛇の列でした)、外国の人の来館者が多いのに特にびっくりしましたが、平和記念資料館を訪れたゲバラが述べた「ヒロシマを訪問することが何より大事だ。ヒロシマは平和のために闘う人々にとって大きな力を与えてくれる場所だから」との言葉を思い出せば、多くの人に訪れてもらうことは意義深いことだと思います。
展示物のリニューアルも、被爆再現人形を撤去したことについてはいろいろな意見があるようですが、被爆された方が身に着けていた服や爆風で曲がった鉄骨など、実物の展示を重視したことで、被爆被害の実態は十分伝わるリニューアルになっていました。
プラトーン等の名作を作った社会派映画監督オリバーストーンは、2013年に「若い世代は、ヒロシマについてもっと学ぶべきだ。僕だって5,6年前までヒロシマの歴史を知らなかった。私は歳老いたが、学べば意識は変えられる」と述べていますが、ヒロシマ、ナガサキを訪れたことのない方、是非、一度、訪れて学ぶことをお勧めします。
私も長崎の原爆資料館には数十年行っていません。
元気のあるうちに必ず行かねばなりません。
また、評価のわかれている映画「オッペンハイマー」、3時間は長いけど、どこかで時間をみつけて観に行かなければという気になっています。