ビートルズが解散したのは1970年。
ビートルズの後期のベスト盤(いわゆる青盤)に収録されていない曲の中で好きなのは、いろいろありますが、When I’m Sixty- FourとBirthdayは外せません。
これらの曲を初めて聴いてから50年以上が経過するわけですが、当時、64歳になる自分を想像することなどまったくできなかったものの、When I’m Sixty- Fourに「誕生日にはワインをかたむけよう」という歌詞があったことから、64歳の誕生日をワインで祝うことだけはこの曲を始めて聴いたときから決めていたところ、本日、64歳のBirthdayを迎えることができ、予定どおり、中学生のときに買った羽切美代子さん訳のビートルズ詩集を片手にWhen I’m Sixty- Four を聴きながら、普段は飲まないワインで64歳を祝いました(ワインのことはよくわからないので、あまり高いワインではありません)。
61歳のときに食道がんが見つかり、秋に外科手術をしてから3年。
この間、転移再発はなく、手術前どおりとはいかないまでも、そこそこ酒が飲めるようになったことについては、病院の先生、そして調子の悪いときに自分の支えとなってくれる家族には本当に何度頭を下げても足りません。
いろいろしんどいときはあっても、酒を飲むどころか食事もまともにできなかった手術後1年半のことを考えれば、我ながらよくここまで元気になれたものだと思います。
もっとも、体からがんはなくなっていると思われるものの、切除した食道を胃で再建した接合部が直ぐに狭くなってしまい、拡張のための日帰りの手術をかなり繰り返しているような状況で、8月初旬にも日帰りですが拡張術を受けなければならず、連絡を受けていた大分での8月の中学の同窓会への出席は見合わせざるを得なくなりました(本当に残念です)。
まあ、それでも調子がよければ酒は飲めるようになったし、夜遅くまでというわけにはいかなくなったものの、毎日、仕事にも取り組めていることに感謝しつつ、これからも頑張らなければなりません。
PS 子どもの頃から生クリームが苦手で、誕生日はケーキの代わりにスイカで祝ってもらっていました